イングランド代表チームのヘッドコーチ、ブレンダン・マッカラムは、チームのスタイルをめぐる誤解に不満を漏らしている。2022年に就任して以来、キャプテンのベン・ストークスと共にチームを劇的に変貌させ、17試合中1勝という低迷から脱却させたマッカラムだが、「Bazball」と呼ばれる積極的な攻撃スタイルに対する世間の見方に疑問を呈している。
マッカラムは「我々は、ただ思いっきり振って、どんどんウィケットを取り、それからゴルフとビールを楽しむ、というような単純な考え方ではない」と、ポッドキャスト番組「For the Love of Cricket」で語った。「我々のプレーをそう簡単にカテゴライズするのは、献身的に努力し、勝利を渇望する選手たち、そしてチームスタッフ全員に対する侮辱だと感じる」と、強い口調で批判した。
特に、ベン・ダケット選手の「インド戦で3-0で負けても、チャンピオンズトロフィーで勝てば良い」という発言や、ハリー・ブルック選手の「バウンダリーで捕まったって構わない」という発言などが、チームの勝利への姿勢を軽視しているとの批判を招いたことを受け、マッカラムは以前、選手たちに謙虚さを求めていた。
しかし、マッカラムは自身のメッセージは、特定のプレー方法や高得点への執着を植え付けることではなく、選手のメンタル面を重視したものであると強調する。「我々の目標は、国際クリケットのプレッシャーに対応できる環境を作り、その重圧を理解させながらも、プレーを制限しないことだ。才能を封じ込めるのは嫌だ。我々のプレーへの信念が成功への最良の道筋を示してくれる」と述べた。
一方、白球チームの成績は振るわず、インド戦での大敗やチャンピオンズトロフィー敗退、南アフリカ戦でのシリーズ敗北など、苦戦を強いられている。マッカラムは、2022年の就任当時、白球チームには「良いチームから偉大なチームへ」と導く人物が必要だったと感じており、自身の役割はテストチームの再建と同様、チームに魂と目的、そして自由を与え、勇敢さを促すことだと説明した。テストチームの方が、自身の得意とするところだと考えていたという。
2025年は、マッカラムとストークスのチームにとって重要な年となる。インドとのシリーズでドローという結果に終わった後、11月21日にパースで始まるアシュズシリーズに臨む。 テストチームの成功とは対照的な白球チームの苦戦を背景に、マッカラムの指導力とチームの今後が注目されている。
Source: Bazball 'misconceptions' are 'disrespectful' – McCullum

